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 No.45

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●モンゴルレポート●


                   モンゴル柔道アカデミー「カデチームを迎えて」


                                                    理事長 中川達治


 2014年の秋、私が外部指導員をしている地元堺市、月州中学柔道部の顧問から、隣の大浜中学の卒業生で、モンゴルで柔道を学びたいという卒業生がいるので是非、会ってほしいとの依頼がありました。早速連絡があり、我家を訪ねてきたのが今回「カデチーム」を連れて帰国された高橋雄貴君です。
2014年の夏に1ヶ月間、モンゴルの柔道に特別参加して、さらに、モンゴル柔道を学びたいと熱い希望を持った高橋君を見て、なんとか力になってあげようと思い、わが協会のアドバイザーのゲンデンさんにお願いし、モンゴル柔道連盟の事務局長に希望を伝えていただきました。幸いモンゴル柔道アカデミー「カデチーム」のコーチに就任することができ、就労ビザも取れました。就任後の熱心な指導と、まじめで優しい人柄から「カデチーム」の子供たちから絶大な信頼を得ていることが、滞在中の子供たちの行動を見てよくわかりました。また、監督のバットサイハン氏からの信頼も厚く実の親子のような雰囲気でした。子供たちを見ていると、「見て」「体験し」「日本を知ろう」という気持ちが十分伝わってきました。子供達も見事に対応力を身につけました。挨拶から始まり、日本人の真面目な練習態度や集団でのトレーニング、練習方法にも驚いたようです。(写真右は来日した子供たちを励ます中川理事長)。
今回の訪日は11名の中学生と監督らのほか父兄が2名。何を行うのも人の多い日本で、大変だったと思います。また、お世話いただいた高橋君のご両親、大浜中学の大木先生、宿泊を提供下さった浄光寺の甲斐ご住職、そしてお寺で食事を賄って頂いた皆さまの愛情がモンゴルの子供たちはじめ、高橋雄貴君にも十分伝わりました。
我々「日本・モンゴル柔道友好協会」の呼びかけにより堺市の竹山市長に合同練習に参加を頂きました(写真左は忙しい公務の中、合同練習に駆けつけていただき、子供たちに熱心に稽古をつけている竹山市長)。
修道館の広域の合同練習の激励に、またグリル南海でのお別れ会に在大阪モンゴル総領事クランダ様に参加を頂きました。また、サラヤ(株)の更家社長から、メンバー全員が夕食にお招きいただきました。この子供たちの中から2020年の東京オリンピックで活躍する選手が出れば、こんなうれしいことはありません。今回の日程は3月20日に来日し、3月30日に帰国するというあわただしい日程でしたが良い思い出として記憶に残ればと願い、将来再会した時に、彼らの成長した姿を見るのを今から楽しみにしています。

来日した子供たちを励ます中川理事長 忙しい公務の中、合同練習に駆けつけていただき、
子供たちに熱心に稽古をつけている竹山市長


モンゴルのカデチーム 大阪訪問記                             高橋 雄貴
                                                               

 YOU TUBEで見た一つのビデオに心を動かされ、2年前に1ヶ月間モンゴルに行ったのがモンゴルでの柔道修行の始まりです。
滞在中、「柔道が強くなるにはここしかない!」と思い、モンゴル柔道連盟にお願いし、実現しました。
現在、選手兼モンゴル柔道アカデミーの講師をさせていただいています。「モンゴル柔道アカデミー」という組織は、モンゴル柔道連盟のオフィシャルの柔道クラブで、講師5人、小学生から高校生まで男女合わせて約50名が在籍しています。練習場所はウランバートル中心部にある「スポーツ宮殿」です。
モンゴルで子供たちに柔道の指導をしている中で、私の育った日本でモンゴルの生徒たちが稽古できたらどんなに喜ぶだろうと思い、モンゴル柔道アカデミーのバットサイハン先生に相談したところ、快く承諾していただき、今回の日本訪問が実現しました。
今回の訪問は中・高生男女11名の選手とコーチ、父兄合わせて15名。滞在中は多くの皆様方のサポートのおかげで素晴らしい柔道の合宿となりました。
その中で私が一番印象に残っているのが子供達の柔道に対しての心の変化です。子供達自ら進んで声を出し稽古に励んでいました。最終日に予定していたユニバーサルスタジオジャパンの予定も、子供達の希望により練習試合に変更になりました。あんなにも柔道に熱くなっている子供達を見たのは初めてです。日本の中学生達が彼らを引っ張ってくれたのだと思います。彼らにとって良いきっかけになったことは間違いありません。そして、子供達の礼儀マナーもびっくりするほど良くできていました。
文化の違いから失礼なことも度々ありましたが、挨拶に関してはほぼ完璧でした。このことに関しては私が教えたわけではありません。彼らが親からしっかりと教育を受けてきているからだと思います。 日本に来ることによって彼らの本当の姿を見ることができ嬉しく思いました。
今回の訪問についてモンゴルの子供たちに感想を訪ねてみたところ、「練習の雰囲気が良くしんどかったが非常に楽しかった」「お寺(浄光寺)での生活では日本の文化や生活スタイルを体験できて本当に良い経験になった」。大阪の街並みを見て「人の多さ」「電車での移動」など何もかもが刺激的だったようです。子供達の感想は多すぎて書き切れませんが、何より楽しかったことが柔道の稽古が充実していたことだと話していました。子供達にとって一生忘れることのない経験になったと思います。
MJ柔道友好協会の藤原先生、中川先生には柔道だけでなく、奈良観光など多大なるサポートをしていただきました(写真右は滞在中、唯一の奈良観光)。
堺市長、モンゴル総領事までお会いさせていただきました。そのおかげで合宿内容がさらに格調高いものになり、素晴らしい合宿になりました。 
特に子供たちがお世話になったのが浄光寺の甲斐先生ご夫妻には子供達のお父さん、お母さん的な存在になっていただきました。初めは戸惑いもありましたが、日が経つにつれお寺での生活に馴染んできたところで、丁度お別れとなってしまいました。私自身も甲斐先生に団体行動の段取りや時間割などを教えていただき、10日間の滞在は浄光寺なしでは語れません。
初めにも申し上げましたがここには書ききれないほどたくさんの方にお世話になりました。本当に感謝しております。ありがとうございました。


モンゴルと日本の子供たちとの柔道合同練習を前に
歓迎と激励のあいさつをする藤原会長
モンゴル柔道アカデミー「カデチーム」




               モンゴル柔道交流を終えて「世界のJUDOを肌で感じた」

                                       堺市立大浜中学校 柔道部 大見一星

 私は今回初めて、柔道を通じての国際交流を経験させていただきました。モンゴルから大阪に来た同年代の選手との交流から、私は沢山のことを学ぶことができたと思います。
例えば、積極的に日本語を覚えて私たちとコミュニケーションを取ろうとする姿勢です。言葉も文化も違う場所で、私自身が同じことができるかと言うと自信がありません。
 彼らが来日した日には、お互いが繋がっているのは「柔道」だけでしたが、一緒に稽古したりして同じ時間を過ごす中で、互いの言葉や文化を理解しあう「柔道の仲間」になれたような気がします。また、日本とは異なった柔道スタイルから繰り出される技の数々に驚き、世界の柔道(JUDO)を肌で感じることができました。
今回の交流を終えて、互いの柔道や文化を学ぶことの大切さを感じることができました。これからも自分自身の柔道を磨くと共に、柔道を通じて日本と世界を繋いでいくような国際感覚を持ち、稽古や勉強に励んでいきたいと思います。
日本・モンゴル柔道国際交流に参加した子供たち


                        カデチーム来日の10日間


期   日:2016年3月20日(土)〜30日(火)の10日間


月日 行動内容
3月20日(土) 関西空港到着
3月21日(日) 大浜体育館合同練習
3月22日(月) 大浜中学で稽古
夜:サラヤ(株)社長と会食
3月23日(火) 大浜中学で稽古
3月24日(水) 汎愛高校で稽古
3月25日(木) 奈良観光/大仏殿・興福寺
3月26日(金) 大浜中学で稽古
3月27日(土) 大浜中学で稽古
3月28日(日) 修道館錬成大会  在大阪モンゴル国総領事が激励
3月29日(月) 修道館錬成大会
夜:サヨナラパーティー
3月30日(火) ウランバートルへ帰国


多くの方々から歓迎を受け、友好が深まり、楽しい1週間でした。本当にありがとうございました。

大浜体育館合同練習
アドバイスを真剣に聞く 奈良観光・興福寺
鹿と一緒に しだれ桜
東大寺にて


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モンゴルの子供たちの感想   (翻訳はゲンデン.バタエルデネさん)



                        素晴らしかった日本での練習


  

                                      バトバータル・ナムンバヤル(Batbaatar Namuunbayar)


私達は3月20日にモンゴル柔道アカデミーの仲間達とそれぞれが目的を持って日本に向かいました。 私の目的は正しい背負投げを学ぶことでした。
日本での食事会のときに皆さんの前で自分の将来について発表しましたが、緊張して言いたい事が言えませんでした。その中で、今からでも言いたい事があります。それは「兄のような素晴らしい柔道家になりたい」という事です。私の兄はモンゴルのナショナルチームに所属する-73kg級のオドバヤルという名の選手です。
日本の稽古は始まりから終わりまでモンゴルと違っていました。モンゴルでの練習は2時間程ですが日本では3時間も稽古をしていました。赤帯を貰った選手が稽古できる元立ち(もとだち)稽古(写真左)もモンゴルにはありません。またスタミナを向上させるトレーニングの内容も面白く効果的だと感じました。モンゴル人が日本人に勝てないのは稽古量の差かもしれません。
日本の高校でも練習しました。高校生は本当に強かったです。特に組手の技術が素晴らしかったです。最後の2日間は修道館での錬成会に参加させていただきました。強い選手、弱い選手もいました。そして沢山の試合にでました。2日間で計15試合に出場し、本当に疲れきりました。
最後に大浜中学校の大木先生、岩本先生をはじめ沢山の方々に感謝しております。ありがとうございました。 日本での練習は本当に素晴らしいものでした。






                       日本で稽古できたのは皆様のおかげ


  
                                    エンフツォドモン バトンガロ(Enkhtsolmon Badamgarav)


日本で10日間すごく良い稽古ができ、沢山のことを学べました。 大阪の大浜中学校の生徒達と一緒に朝と昼2回練習をしました。そして、彼らは私達の事を快く大歓迎していただき嬉しく思いました。(写真下は大浜中学校の女子生徒と練習に励むエンフツォドモン バトンガロさん)。
高橋雄貴先生は私達のガイドと通訳もしてくれて感謝しています。また、バットサイハン先生は私達と共に練習に参加し、モンゴル相撲の技術を日本の生徒達に教えたりもしました。
モンゴル日本柔道友好協会の藤原先生、中川先生には奈良や大阪へ連れて行って頂き、沢山の仏像や建造物を見ることができ、本当に感謝しています。
また、日本での稽古を通して、柔道の技や自分に今何が足りないのかという事を学びました。大浜中学校の大木先生、岩本先生からも沢山の事を教えて頂きました。今回私達が日本で稽古できたのは沢山の方々のおかげです。本当に皆さんに感謝しています。ありがとうございました。


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