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 No.24

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●モンゴルレポート●

                            

                                  八年目の挑戦



                                                         理事長  中川 達治



昨年の8月、北京オリンピックの柔道−100kg級でナイダン・ツバシンバヤル選手がモンゴル国で最初の金メダリストとなりました。
2003年、第1回MJ少年柔道大会の優勝者の1人として大阪で世界選手権大会観戦に我々が招待したとき、彼は未だ19歳の若者でパワーがあり強い選手でしたが、将来オリンピックで優勝するとは想像も出来ませんでした。1回戦で鈴木選手を倒したとき、藤原会長から興奮した声で電話がかかってきたことを今でも鮮明に覚えています。
モンゴルに新しい英雄が誕生しました。私達の活動が少しはお役に立てたことを喜んでいます。
MJ少年柔道大会も第1回は僅か62名の参加者でしたが、昨年10月27,28日の第6回大会は380名の子供たちが全国から参加してくれました。モンゴル全体で柔道人口は大人も全て入れても2,000人強で、この大会が子供たちにとって最大の目標大会になりました。
2001年私たちが支援活動をスタートする前に、現地の指導者の方々から要望をお聞きしました。
一番は柔道場が欲しいとのことでした。専用の道場を持っていない彼らは、体育館の共同使用で、練習の度に畳を移動しなくてはなりません。
指導者も少ないため、素晴しい身体能力を持ちながら、その能力を発揮できていないのが現状です。また、日本のように長いスパンでの少年柔道への指導方針が無いため、我々から見るとかなり偏った柔道をしています。
大相撲を見れば解るように、私たちが教えてもらった指導方法等を技術的な事だけでなく、礼儀や品格等を総括的に教えることにより、日本を越える柔道が誕生する可能性があります。
2002年からはじめた「日本・モンゴル友好柔道場」も第2ステージとして、今まで出来なかった専用の道場建設に挑戦いたします。
場所も費用も規模もこれから検討することは沢山あります。現地にどれだけ協力していただけるか分りませんが、実現に向けて、役員の皆様はもちろんのこと、広く支援者の皆様からのお力添えなくしては実現できません。
世界の最貧国といわれて、いまだ改善はスローにしか出来ていませんが、子供たちに少しでも夢を、希望を持ってもらえるように、支援活動を続けてまいりますので、更なるご協力を御願い致します。
今年も、7月10日〜14日にモンゴルに行きます。ニガヨモギの香りのする大草原を風に吹かれながらの乗馬や、星空も時が穏かに流れています。是非ご参加をお待ちしています。
 

第7回総会報告

日 時: 2009年2月7日(土)  14時〜16時  於: 関西文化サロン「梅の間」
出席者: 上野勝 大橋武彦 小笠原和俊 佐野修弘 瀬戸口正征 辰野幸平 田中裕二 内藤光伸 中川達治 浜田翠 藤原良平 
      宮崎葛雄 八木昌司 米田圭佑 B.ゲンデン(ゲスト)の各氏(アイウエオ順・計15名)



中川理事長の開会あいさつ、出席者の紹介のあと、八木昌司氏が議長に選出され、以下の議事を審議、すべての事項が承認されました。


議題  1号  2008年度活動及び会計報告、監査報告
     2号  2009年度活動計画及び収支予算
     3号  その他重要事項 @ ウランバートル「MJ協会」事務所利用状況について
                     A 役員改選について 
                     B その他、事務所利用状況など


審議  1号  モンゴル柔道連盟バトツルーガ会長から、「MJ協会」設立7年に当たり、永年の協力者に対し感謝状が贈られた。
          7月の会長訪問、奨学生との交流会。第6回MJ少年柔道大会の盛況。大阪国際親善柔道大会の準優勝(団体、30歳
          代の部・バトビレグ選手)、2009年1月より4人の新奨学生の紹介など活動を報告。会計については田中裕二監事よ
          り、2009年1月29日監査実施。結果いずれも適正であったとの報告があり、承認された。
審議  2号  8年目に入る、2009年度を、第2ステージと位置づけ、草の根交流・親善を基本理念とし「MJ少年柔道大会」「奨学金
          の給付」「リサイクル柔道着などの供与」「人材の相互交流」を4つの柱に活動を進める。特に「MJ少年柔道大会」の国
          際化、専用道場の確保を進める準備に入る。名称の変更:「日本・モンゴル友好柔道場」⇒「日本・モンゴル柔道友好協
          会」
審議  3号  事務所利用状況:一部補修、運用などを報告。役員改選:新理事に佐野修弘、橋田紘一、山城武史の3氏が選出され
          た。2008年度の新しい支援者は8人、合計234名となった。



総会のあと、B.ゲンデン氏より「モンゴルの体育」についてスピーチがありました。要旨は次の通り。



「モンゴルは広い草原、高い山がある自然の豊かな国です。夏は暑く、冬は寒く厳しい環境にあります。
遊牧民の子供たちは昔から3歳くらいから馬に乗り、毎日大人たちの仕事を手伝います。燃料の木や牛糞を集め、馬や牛の乳搾りの手伝い、遠くの草原へ羊や山羊を連れて行きます。冬は川へ行って氷を割り、ゲルまで運びます。牛小屋の掃除をし、雪を掻き分け家畜に草を与えます。また、子供同士の遊びやモンゴル相撲、競馬をして過ごします。
7,8歳になると小学校に入ります。サッカー、バスケットボールなど成長に従い体力にあった運動を始めます。モンゴル相撲も盛んです。中、高校ではいろんなスポーツを学びます。ロシアの体育教育も取り入れます。山に登り、木を切り、運び出し、自然の中で体を鍛えます。17〜18歳になると得意の種目を選んでいきます。モンゴル相撲、柔道、レスリング、ボクシング、サンボなどの選手になります。心の鍛錬も欠かせません。チンギス・ハーンの時代から精神的に強く、心優しく、我慢強い人が本当の男らしい人として尊敬されてきました。
モンゴル人の体の特徴は足の力と背筋力にあります。また、柔道だけの練習をするのではなく、一流選手になってもモンゴル相撲、バスケットボール、サッカーなどいろんなスポーツを学ぶことがバランスの取れた強い選手を作っています。」

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第2ステージへ



7年前の2002年、日本・モンゴル柔道場は「MJ協会」設立の趣旨に「モンゴルが世界で活躍できる最も近いスポーツ、柔道、レスリング、ボクシングで好成績を挙げることが、疲弊した民族の士気を高揚し、子供たちの夢を大きく膨らませる」と謳いました。
そして、昨年行われた北京オリンピックではモンゴル柔道は金メダル1、5位2、7位1、と大活躍をいたしました。これからは、自信と共に、国を挙げて強化に取り組み、オリンピックや世界選手権で好成績を残すものと確信しています。
我々の支援活動の目標の1つが大きく前進いたしました。
子供たちも元気になり、国の援助も加わり、柔道人口も飛躍的に伸びています。
昨年の7月、モンゴル柔道連盟のバトツルーガ会長にお会いする機会がありました。
世界と争う競技柔道も大切ですが、礼節や思いやりの気持ちを育成する柔道を青少年の教育面で生かしていきたいというお話を伺って心強く感じました。
民主化し、市場経済になり豊富な鉱物資源が後押しし、経済もようやく発展段階にはいりましたが、今年になって成長が鈍化、世界不況の波がやってきました。政府の4万戸住宅計画も止まっています。住宅購買者が激減し、失業者も増加しています。ウランバートル市への過剰な人口流入は続き、さらに貧富の差、地方との格差も増大しています。人材の海外流出も止まりません。遊牧の減少により草原は荒れて砂漠化が進み、環境破壊も深刻です。
急激な物価の上昇も格差社会を増幅させ、地方や子供たちを置き去りにしています。
8年目に入る2009年は「日本・モンゴル友好柔道場」/「MJ協会」の第2ステージと位置づけ、草の根交流・親善を基本理念にし、引き続き @ 「MJ少年柔道大会」の充実  A 奨学金の給付  B リサイクル柔道着や柔道に関わる用具などの提供 C コーチ、留学生などの人の相互交流 などを骨子とし、モンゴルの子供たちへの柔道教育の支援に少しでも貢献できればと活動を続けて参ります。




第2ステージと位置づける2009年度は更に深化するために


1、 名称の変更   日本・モンゴル友好柔道場  ⇒  日本・モンゴル柔道友好協会


2、 モンゴルNPO法人「MJ協会」専用道場の確保
   現在、国境警備隊体育館を他のスポーツと併用使用しているが、畳の傷み、練習日、時間の制限など不便を感じている。念願であ
   る専用、常設道場の確保により技術を学ぶだけの場ではなく、心の修行の場としたい。
   親切、既存建物の改装、賃借など、資金調達と併せて検討に入る。


3、 「MJ少年柔道大会」を国際親善大会へ
   アジアを中心に、柔道を通じて国際親善と相互理解を目的とし、外国人でも17歳以下であれば、国籍、性別を問わず誰でも参加
   できる大会にする。また、審判員も数名参加を要請する。
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2009年度活動計画



草の根交流・親善を基本テーマとし、引き続き「MJ少年柔道大会の充実」「奨学金の給付」「リサイクル柔道着や柔道にかかわる用具などの提供」「コーチ、留学生などの相互の交流」を4つの柱とし、さらに専用道場の確保計画に入る。




                              2009年度事業計画                            単位円

実施期間 活動計画/内容 予算(円)
年間 奨学金支給 10名×$20×12ヶ月 250,000
10月末(予定) 第7回MJ少年柔道大会 ウランバートル市
主催:MJ協会  後援:モンゴル柔道連盟
カテゴリー:男子7階級 女子5階級 17歳以下
カテゴリー、審判、選手を外国から参加要請を検討
日本製柔道着(新品)、メダルなど賞品
600,000
11月末(未定) 大阪国際親善柔道大会に参加
「MJ協会」チームとして、男子5名(モンゴルから直接参加も考慮に入れる)
200,000
7,8月 MJ協会の選手を中心に日本語教室開催
清掃ボランティア実施 ウランバートル市
100,000
7,8月 交流会、リサイクル柔道着輸送など 100,000
年間 MJ協会事務所管理費、入関税、交際会費 100,000
道場建設基金 500,000
事業費合計 1,850,000
                                                                 $1≒104円



                                 2009年度予算                            単位円

収入の部 支出の部
前年度繰越 1,198,131 事業費 1,850,000
2009年度支援金 1,500,000 事務局通信費 50,000
総会会費 30,000 事務局事務用品費 50,000
会議費 30,000
予備費 748,131
合計 2,728,131 合計 2,728,131


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モンゴルからの便り


新たに支給する4人を加え、8人の奨学生から今年の抱負、目標などが届きました。



デルゲルツォグト ムンフバガナ(18歳・女子)
私は5人兄弟の1番上です。2007年から柔道をはじめました。私の目標は世界の有名な選手になって戦ってみることです。そのため一生懸命練習しています。


ツェンドアユシ ナランジャラガル(17歳・女子)
目標は2009年全国柔道青年大会、全国サンボ青年大会、全国成人柔道大会で金メダル。海外の大会にも参加してメダルを取りたい。練習を一生懸命して2010年の国際ジュニア大会に出たい。将来は柔道コーチになりたいです。支援していただいている皆様に感謝しています。


ドルジスレン スムヤ(17歳・女子)
今年は学校を卒業して大学を目指しています。柔道をがんばって、今年のいろんな大会に出て、優勝を目指します。


ナランジャルガル ツェレン(17歳・女子)
2005年から柔道を始めました。これからも頑張って練習し、強い選手になりたいです。
私の目標はオリンピックに出ることです。将来は国語の教師になります。


エンフバートル フンタイジ(17歳・男子)
今年の目標は全国青年柔道大会で金メダル。成人の大会でもメダルを目指します。
柔道を頑張って将来審判員になりたいです。


エルデネバト プレフバートル(16歳・男子)
子供の頃、体が小さかったので、体を大きくするため柔道クラブに入りました。柔道を始めて4年になります。毎日楽しく練習しています。私の目標は、アジア、世界大会、オリンピックに出てメダルを取ることです。オリンピックでメダルをとり両親を喜ばせたいと思っています。


ベゲズ ラワガフウ(16歳・男子)
今年、全国の青年大会、成人大会でメダルを目指します。
将来はコーチになり強い選手を育てます。


バトバヤル バトーアムガラン(17歳・男子)
今年の青年大会で金メダル。成人大会でメダルを目指します。さらに国際大会にも出場を目指します。
将来は柔道コーチになりたいと思っています。
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世界不況の中のモンゴルの経済                                  MJ協会 ハグワスレン

世界経済金融危機はモンゴルの財政、経済、特に建築分野に影響をし始めました。
モンゴルの政府が実施している4万家庭の住宅計画も、それを実施している建築会社が大変な状況にぶつかりました。最近の住宅販売価格は20〜30%まで下がりました。今、経済の悪化で住宅を買える人も90%も減りました。1月までの調査では積極的に仕事を探す失業者は3万4000人になり、去年に比べると1700人増加しました。失業者の中で女性が57.9%を占めています。
国会が金融危機を乗り越える対策に関して会議を行っています。
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